人間関係
PR

いじめをなくすためには、まず大人たちが根本的なところに目を向ける

nengororinblog
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

この間、娘の学校の配布物に〝いじめは犯罪、ひとりで悩まず相談しよう〟といった内容のチラシが混じっていた。私のころもこういうのが配られていたら、もう少しマシな子ども時代を送りもう少しまともな大人になっていたかもしれない。情けない話、私は小学生のころよくいじめられていたのだ。

当時は生徒だけでなく、あろうことか教師まで一緒になって私をバカにするという、現代なら大問題になることが日常的に起きていたのである。家に帰ると泣きじゃくる私に母は言っていたっけ。「あなたが弱いからでしょ、もっとがんばりなさい」と。・・がんばったさ、そりゃもう必死にね・・。

〝いじめをなくそう〟というけれど、形だけそうしたって何も変わらないのだ。子どもたちだってこんなストレスだらけの生活じゃあ憂さも晴らしたくなるし、そもそも競い合う教育で妬みや劣等感などのネガティブな感情をイヤというほど持たされているのにお互いの違いを素直に認め合えるか?ということだ。

この教育システムが続くかぎり、悲しいことだがいじめはなくならないだろう。だいたい大人たちだって普通にいじめをしているのに、子どもたちにやめましょうと言ったところでムリな話なのである。道徳教育なんかより、まず大人たちがそういう根本的なところに目を向けてゆくことが先なんじゃないだろうか。

記事URLをコピーしました